お酢のチカラを徹底解剖!

そもそもお酢って?

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ここでは体にいいと言われるお酢の力を分かりやすく解説します。
一般的にお酢と呼ばれているものは、糖質を含む食材を原料として、
それをアルコール発酵させた後、酢酸発酵させた液体調味料を指します。
お酢の効果には、栄養学に基づいた健康効果と、調味料としての調理効果があります。

お酢の持つ4つの力が、私たちを元気にしてくれます!

発酵食品のひとつであり、麹菌と酢酸菌の代謝産物を含む酢がもつ効果について確認していきましょう。健康診断の結果が気になっている方、これまで着ていた服のサイズが合わなくなってしまい悩んでいる方にも嬉しい効果が期待できますよ

お酢の効果その1:食後の血糖値の上昇を緩やかにする

お酢には食後の血糖値上昇を緩やかにする効果があるという論文(※)が報告されています。血糖値の急激な上昇は体脂肪の増加を招きやすいだけでなく、急激な血糖値上昇を繰り返すことで糖尿病につながるリスクもあるのです。
血糖値とは血液中のブドウ糖濃度を測定したもので、空腹時には低下し、食後には上昇しますが、お酢を食事に取り入れて血糖値のコントロールすることで、ダイエットをサポートできると考えられています。
※参考:日本糖尿病学会誌「食酢の食後血糖上昇抑制効果」

約大さじ一杯(約15ml)の食酢を食事と一緒にとることで、食後の血糖値上昇が緩やかになる!

お酢の効果その2:肥満気味の方へ朗報!内臓脂肪の減少を助ける効果

お酢にはダイエットをサポートするさまざまな効果が期待できます
お酢の主な成分である酢酸には、脂肪の合成を抑制することで代謝を高める効果があります。酢酸の働きが、体脂肪の増加を予防するのです。またお酢に含まれるアミノ酸は体内のさまざまな臓器に働きかけ、脂肪燃焼をサポートし、内臓脂肪を減少させます。
酢酸の生理機能性を調べた研究によると、酢酸を摂取しなかった人に比べて摂取した人の方が体重、BMI、内臓脂肪面積、腹囲のサイズなどの低下が見られました。したがって、お酢を飲むことは内臓脂肪を減少させる、つまりはダイエット効果が期待できるといえます。
参考:J-STAGE.「日本栄養・食糧学会誌 酢酸の生理機能性」

酢を食事に取り入れて血糖値のコントロールすることで、ダイエットをサポートできる!

お酢の効果その3:高めの血圧を低下させる効果

血圧が高めな人は、減塩も大切です。酸味の利いたお酢は味付けのアクセントとなり、お料理全体の味を上手に引き立たせるため、料理の際に塩の使用量を減らす効果が期待できるのです。しかも塩分を減らしたメニューでも味がぼやけたりせずにおいしくいただけます。

約大さじ一杯(15ml)の食酢を毎日とることで、高めの血圧が低下!

お酢の効果その4:運動後に感じられる身体的な疲労感の自覚の軽減

お酢のすっぱい味のもとは、酢酸やクエン酸、タンパク質を構成する多種のアミノ酸など、60種類以上の有機酸です。 こうした成分がクエン酸回路(TCA回路・クレブス回路)を活発にします。
クエン酸回路とは摂取した食べ物を効率よくエネルギーに変える仕組みで、酸素呼吸をする生物全般のからだの中で起こっています。不摂生な食生活を続けるなど栄養バランスが悪いと、このクエン酸回路の働きが低下し疲労物質である「乳酸」になってしまい蓄積され、筋肉疲労などを起こしてしまうのです。
「酢」を摂取すると、クエン酸回路に多種類の有機酸が補給され、代謝が活発になり、乳酸の蓄積を防ぎ、溜まってしまった乳酸の分解を促します。摂取した食べ物を効率よくエネルギーに変えてくれることで、疲労回復やスタミナアップに役立ち、さらには自然治癒力も高めてくれます。

毎日の食生活にお酢を取り入れて、夏バテ知らずの体に!

毎日の摂取の目安は約大さじ1杯(15ml)

お酢の効果を得るためには毎日継続的に約大さじ一杯(15ml)のお酢をとることをおすすめします。
お酢の摂り方は、毎日のおかずを作るときに入れてみたり、食べる前に少しお酢をかけてみたり、また市販の「飲むお酢」を活用するのも、手軽に続けられる良い方法です。

・食生活は、主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを。
・空腹時の摂取は控えてください。空腹時での摂取は刺激を強く感じることがあります。
・醸造酢を飲むときにはそのまま飲むのではなく、5~10倍を目安に薄めて飲みましょう。
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